仕事の関係もあり数日友人宅にお邪魔しておりました。
その間ちょこちょことごはんを作ったり教えたり。
周りに料理上手が多いのでたまに料理を教えてほしいと言われても「教えるほどの大層なものは作ってないから」と思っていたのですが、ほぼ料理をしない人のとっかかりになるようなことはできるのだなぁと思いました。

料理の基礎を教えるとかではなくて(逆にそんな大層なことはできない(^^;))ほんの数品簡単にできるものをわかりやすく目の前で作りながら伝えるのはちょっと楽しくもありました。
この先の何かにつながるといいなぁ。

image
image
鯖缶と干し椎茸の味噌豆乳鍋とお豆と根菜の煮物

いつも同じ味付けになっちゃうというのでなるべく少ない材料でちょっと変化があるものにしました。

ちょー適当レシピです。
参考になれば。


1~2人前

干し椎茸一枚と大豆一掴みをお鍋(一人用の小さいもの)に半分いかない程度のお水で一日戻します。(大豆が戻るのに一日以上かかる場合もあります。今の時期なら暖房が入らなければ冷蔵庫に入れなくても大丈夫。暖かい時期は冷蔵庫に入れて戻します)

戻ったら大豆は取り出し、椎茸は石突きをとって好きな大きさに切って鍋に戻す。

白菜一枚と人参少々、ネギや春菊など入れたい野菜を入れ、鯖の水煮缶を1/2缶(鶏でも豚でもなくても大丈夫)入れて野菜に火が通るまで煮ます。

その間に蓮根とごぼうを大豆と同じくらいの大きさと量、角切りや輪切りにします。
大きさ揃えると食べやすいよ。
小さめのフライパンにカップ2/3ほど水を入れ、大豆、蓮根、ごぼう、みりん大さじ2、醤油大さじ2を入れ蓋をして中火にかけ、沸騰して3分ほどしたら蓋を外してたまにかき回しながら汁気がなくなるまで火にかけます。途中灰汁が出てきたら取り除きます。

フライパンの汁気がなくなるのが早いか、鍋の野菜に火が通るのが早いか?

どちらも、汁気がなくなった。野菜に火が通った。の状態になったら火を止めます。

フライパンは小さじ1のごま油を入れて混ぜたら出来上がり。
お弁当のおかずにもちょうどいい。

鍋はお味噌カレースプーンに山盛り一杯を溶いて豆乳1/2カップくらいを入れて味見をし、足りなければお味噌を、濃ければ豆乳を足してちょうどよくなったら沸騰直前まで(鍋肌がふつふつするくらい)温めなおして出来上がり。
沸騰すると豆乳が分離してしまいます。見た目は「あちゃー」というものになりますがとっても美味しい。具を食べ終わったらご飯を入れておじやにしたり、春雨を入れて春雨スープもおすすめです。春雨はわざわざ別で戻さず、温まったスープの中で直接戻してしまうと簡単です。


乾物戻すのめんどくさいなぁと思うかもしれませんが、多分毎日お鍋を使っていることもないでしょうから前日の夜くらいに洗って水に入れておくだけなのでやってみると簡単です。忘れちゃっても二日間くらいなら問題なく使えます。冷蔵庫の中ならもう少しもちますよ。

大豆を煮るもの柔らか~くなるまでと思うと時間がかかりますが、枝豆の塩茹でくらいの歯応えまでなら数分で煮えちゃいます。


自炊してみよう!というときのとっかかりは簡単で美味しいものがいい。
簡素にすればするほど“調味料”美味しいほうがいいですよ。
実際美味しいお醤油やお塩は塩気以外の旨味が多いので多少少な目にしても美味しくできますし、みりんはびっくりするほど味が違うのでみりん風調味料と加糖された本みりんと昔ながらの製法のみりんではもはや違う調味料に感じます。機会があれば飲み比べをしてみてください。
私もびっくりしちゃってからは餅米と米麹と米焼酎でじっくり寝かせて作られたみりんしか使えなくなってしまいました。